試験がある日
試験がある日はいつもより憂鬱。
誰でもそうだと思ってる。例外もいるかもしれないけど。
試験の前の日の、どれだけやってもいい成績がとれないかもしれない不安と、欠点するこもしれない不安と、覚えたことが実は全部間違ってるかもしれない恐怖と、自分が一番馬鹿なんじゃないかっていう焦燥感。
試験中の答えを書く度に思う不正解の不安。
試験後の疲労感。
結果票を配られても、欠点教科がなくても、自分一番馬鹿説が頭の中でぐるぐるする。
可愛いわけでもない、頭がいいわけでもない、スタイルが特別いいわけでもない、性格はこの通り。
自慢する所といったら、自慢できそうなものがないところ。
試験のある日は、いつもより深い隈を作る。
勉強してる。眠れない。焦りが強い。
ファンデーションで隠す見慣れた黒い隈を隠せないくらい作って、登校。
ダイエットを始めて一週間。
眠れない日が続いて三か月超。
長文を読むのにかなりの努力が必要になってから二か月くらい。
一文一文、一区切りで書いては変換、見直しはなし。
小さい頃から趣味だと言ってきた読書も本に触らなくなって半年。
目の届く場所にある。手をのばせば届く。恋人お勧めの本。
借りて一か月、表紙も開かず返せないまま。
本が好きで、アニメが好きで、音楽が好きで仲良くなった恋人と同じ趣味に何も付き合えない。
本は見ない。アニメも見ない。音楽も殆ど聞かない。
交わした約束を守らない。
時間通りの行動をしない。
部屋が汚い。
笑った後に不機嫌になってる。
情緒はいつも安定しない。
どうしよう試験あるのに耐えられない飲みたい薬飲みたいもう半分もないもの
半分もないのどうしよう耐えがたいすぐ崩れるメンタルはカバーガラス、プレパラートの方だっけ薄いのって。
いいよもう少なくていい酒で流す、だいえtっとは、明日からまたするから
試験頑張るからちゃんとやるから結果出すから
自傷してないって嘘ついてごめんね、恋人さん。
いっぱいしてるの。
ごめんねゆるして。
がんばるから。ごめんね何も知らないままでいて。
私あなたを頼れないから。頼らなくてごめんね信用できないの。
信用できなくてごめんねでも好きなの許して自傷もごめんね嘘ついてごめんね死にたくてごめんね今死なないように自傷するのを許してくれませんか
今はまだ頑張るからまだ失踪する貯金もないから交通機関も調べ切ってないから。
いつも渡る歩道橋から落ちる想像をして、駅で飛び出す想像して、殺してくれないかなって甘っちょろい考えを捨てきれないの。
許して不出来でごめんなさい。
生きていてごめんなさい。
きっともうすぐ、成人を越した頃にはきっと失踪貯金もたまってるから、
大事な人と酒を飲んで笑いあって愚痴って幸せに苦しんで死ぬの。
死にたくないって思いながら死ぬの。
死にたい私が死にたくないって思う幸せな時に死にたいくらい変わらなかった環境で
どう死のう、来世はどんなだろう死んだら何があるんだろう
何もないかな
ここで終わりかな来世も地獄もないかな
死んだらきっといい未来が待ってる
試験がある日は憂鬱。